この車載向けCPUであるAtomと、パソコン向けのCPUであるAtomはいくつかの点で大きく異なっている。最大の違いは、 製品パッケージ形状、稼働保証温度、そしてEOL(End Of Life)と呼ばれる製品提供期間だ。車載向けAtomは、パソコン 向けのAtomに比べてやや大型のパッケージを採用している。これは小型化が必要なMID(Mobile Internet Device)やUMPC (Ultra Mobile PC)などに比べて、自動車の場合はサイズに比較的余裕があるし、電気配線のしやすさなどの点でも大きな パッケージのほうが有利だからだろう。